ペットを介護している方々のために、仕事上で得た介護に役立つ情報をブログで公開しています。mixiでも障害・老齢犬猫について情報を交換するコミュニティ「ペット介護の知恵」を管理しています。 左上の検索窓に知りたいキーワードを入力すると、そのキーワードを含む投稿を検索表示できます。投稿内容はあくまでも参考情報として利用し、自己責任で介護してください。
2012年9月29日土曜日
リウマチ
リウマチは関節炎です。朝に前後肢の関節がこわばっていてうまく動かないため目が覚め起き上がろうとしてもしばらくじっとうずくまりモゾモゾしながら動き始めると、「しびれ」が治っていくようにだんだん前後肢の関節が動きやすくなってくる。これが初期症状です。
少しずつ体を動かしているうちに体液の循環が活発になりこわばりが薄れていきます。軟骨組織は神経組織がなくいので、患部からの痛みを感じないため、受診しても、視診や触診では異常を発見することは難しい。
そのまま放置すれば関節の軟骨部位を破壊され激しい痛みを引き起こします。関節リウマチは進行性の病気で関節の変形がひどくなる一方で最終的には歩くこともできなくなる。
こういった症状があればすぐに受診しましよう。
2012年9月26日水曜日
子宮蓄膿症
避妊手術を受けていない中高年齢期のメス犬が罹りやすい病気です。
大腸菌などの細菌がメス犬の膣から子宮内に侵入して異常繁殖、炎症がひどくなって化膿し、子宮内に膿がたまるほど悪化します。子宮に細菌感染が起こり炎症がひどくなる、つまり体の免疫システムが働き、発熱状態が続き(この体温上昇は約30%の症例に認められる)、細菌の毒素による腎臓の二次的な障害によって、犬はたくさんのオシッコをし、水をがぶ飲みし出します。化膿するほど病原菌の勢いが強いと、膿がたくさん子宮内にたまっておなかが膨らんだり、病原菌の毒素が体に回って嘔吐や下痢、食欲不振になったりして、ぐったりすることも少なくありません。
こういった症状が見られたら、一刻も早く動物病院で診療を受けてください。
2012年9月21日金曜日
パテラ(膝蓋骨脱臼)
パテラ(膝蓋骨脱臼)とは、膝蓋骨が大腿骨の溝(大腿骨滑車)より内方、あるいは外方にはずれた状態を言い症状はビッコを引くことで分かります。トイプードルなどのプードル種は、この症状が出やすい犬種です。パテラには「先天性」のものと「後天性」のものがあり、「先天性」のパテラは親から遺伝してしまうものですが、「後天性」のパテラはフローリングの床などが滑ることから起こったり、ソファーから飛び降りただけで発生する飼育環境(住環境)によるものです。「後天性」の見分け方は、足の裏の肉球の開き具合を見ることです。じゃんけんで言うと、パーのように開いている場合は、後天性です。逆に開いていない場合は先天性というわけです。後天性の場合は、すぐに床材を変えたり、やわらかい土の上で毎日歩かせてあげてください。
2012年9月9日日曜日
ノミ退治
ノミは梅雨シーズンがベストシーズンです。3~4週間で成虫にます、逆に15℃くらいだと3~4ヶ月くらいです。10℃以下は産まれません。0℃で卵は死にますが、成虫は生きて暖かくなると血を吸い始めます。
卵は粘着性がなく床や他の所に落ちてしまいます。卵は1~10日ほどでふ化し、幼虫からさなぎ、そして成虫となります。体温の高い犬、猫の体はノミの温床になります。
ノミはつぶしてはなりません。メスの場合卵をまき散らしてしまいます。体に悪いので、ノミとりの薬品はまぜたり、複数で使ってはいけません。複数飼いのおうちでは、全員をまとめて入浴させてください。日を開けると、洗った子にまたノミがうつります。
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