急性膵炎では、一般的に肥満気味の中齢の雌犬に起こり発熱や元気・食欲の低下、腹痛、浅速呼吸、嘔吐や下痢、脱水などが現れます。重症の場合には、呼吸困難やショック症状を示すことがあり、命に関わることもあります。慢性膵炎の場合、程度は軽いものの、急性膵炎とよく似た症状を断続的に起こします。膵炎が軽症の場合には、犬は「お辞儀」をするように身体の前半身を低くしますが、後半身を下ろすのは嫌がり
ます。そして、噂眠、嘔吐、下痢、発熟を誘発します。
犬種ではミニチュア・プードル、ミニチュア・シュナウザー、コッカー・スパニエル、ウェスティ(ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア)などに発症率が高いといわれています。