ペット(犬・猫)の介護・車椅子
ペットを介護している方々のために、仕事上で得た介護に役立つ情報をブログで公開しています。mixiでも障害・老齢犬猫について情報を交換するコミュニティ「ペット介護の知恵」を管理しています。 左上の検索窓に知りたいキーワードを入力すると、そのキーワードを含む投稿を検索表示できます。投稿内容はあくまでも参考情報として利用し、自己責任で介護してください。
2016年7月15日金曜日
馬尾症候群
犬の脊髄神経の末端は腰椎の部分で馬の尻尾のように細かく分かれており、その部分を総称して馬尾神経と呼ばれている。この馬尾神経が様々な要因によって圧迫を受けることにより発症する神経症状の総称が馬尾症候群である。
外傷、椎間板ヘルニア、腫瘍、腰仙椎関節の不安定などにより馬尾神経が圧迫されて神経症状が引き起こされ、一般的に、ジャーマンシェパード、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーなどの大型犬に多くみられる。
症状は、尿失禁、糞便の失敗、尻尾の麻痺などである。又、腰部や後肢の痛みや後肢の筋肉の萎縮、ふらつき、跛行が見られることがある。尻尾や腰仙椎関節を触診し圧迫することによって痛みが確認できる。
2013年5月23日木曜日
パルボ
パルボというウイルスによる病気です。
2~12日間の潜伏期間後に発症し、4~6週後に食欲不振、元気消沈、嘔吐、などの症状が現れ始めます。
体内に侵入したウイルスを完全に排除することはできないので、これらの治療を行っても生存は保証できず、発症した犬が生き残るかどうかは早期の診断と犬の体力・免疫力にかかっています。こういった症状が現れたら早く治療してもらってください。
ワクチンの接種が重要です。
他の犬、猫に感染するので隔離ください。
2012年12月21日金曜日
アジソン病
アジソン病(副腎皮質機能低下症)は、副腎皮質ホルモンの分泌量が低下することで起こる病気です。
急性のものと慢性のものとに分かれます。慢性のものでは、食欲が落ちる、元気がなくなる、吐いたり下痢したりする、体重が落ちる、といった症状がみられ、この症状は良くなったり悪くなったりを繰り返します。また、水をたくさん飲む、尿の量が増えるといった症状がみられることもあります。急性のものでは、急に元気がなくなり、ふらついたり倒れたりし、ショック状態に陥り、迅速に治療をしなければ、命に関わることがあります。これらの症状は、犬がなんらかのストレスを受けたときに現れます。
2012年12月18日火曜日
急性免疫介在性溶血性貧血
免疫介在性溶血性貧血は赤血球表面に、免疫抗体が結合して、赤血球が破壊されるために起こる貧血のことです。
初期症状は、寒がる、食欲不振、落ちつきがない、運動時疲れる、脱力などで貧血特有の症状というわけではありませんが、歯茎が白っぽい、白い犬で皮膚のピンク色がなくなるなどが起こった場合は、貧血を疑ってよいでしょう。
まれですが赤色尿や黄疸もみられます。また消化器症状(嘔吐、下痢)なども起こる場合があります。状況によりにも血液を固めるのに必要な血小板も一緒に減少することがあります。このケースでは皮膚や粘膜に点状出血や紫斑がみられて、血便や黒色便もあります。その他の症状としては、常にみられるとは限りませんが、呼吸が速くなる・四肢が冷える・鼻、耳の先端、足の先が紫色になり、壊死したようになることもあります。
甲状腺機能低下症
皮膚に色々な症状が見られるほかに、全般的に元気が少なくなる、寒がりになる、体重が増える(肥満傾向)といった症状が現れ、加齢によるものと思われがちで、飼い主に病気と気づかれないことが多いようです。甲状腺機能低下症は、体の代謝を活発にする役割をもつ甲状腺ホルモンの分泌量が減少することで起こる病気です。
甲状腺機能低下症の予防法はないので、早期発見・早期治療を心がけることが大切です。気になる症状が見られる際には、動物病院の診察を受けるようにしましょう。
2012年10月16日火曜日
クッシング症候群
副腎という内分泌腺から特殊なホルモンが過剰に分泌されることで起こる疾患です。
おもに6歳以上の犬に多く見られますが、なかには1歳未満の若齢犬にも見られることもあります。犬種を問わず発症しますが、特にダックスフンド、プードル、ポメラニアン、ボストン・テリア、ボクサーなどに発症しやすい傾向があります。
症状は、肥満(顔が丸くなったりおなかに脂肪がつく)が起こったり、筋肉が薄くなったり(肩やお尻・ふとももの筋肉が薄くなり、階段の上りなどがつらくなる)、皮膚が薄くなって、ちょっとしたことで青あざができやすくなります。ニキビが多くなったりすることもあります。
水をたくさん飲む、尿の量が増える、食欲が増す、体重が落ちるなどの症状が現れ、糖尿病を併発することもあります。全体的に毛がうすくなる、左右対称に毛が抜ける、お腹が膨れるなどの症状も現れる。
ジャンプや運動をしたがらない、皮膚がうすくなったり、黒ずんだり、脂っぽくなったりするなどの症状も見られる。避妊していない場合は、発情が止まったりすることがある。
病気が進行してくると、しだいに元気がなくなり、眠ってばかりいます。免疫が低下するため、様々な感染症(皮膚炎・膀胱炎等)にもなりやすくなります。放置すれば命に関わります。
2012年10月7日日曜日
膵炎
急性膵炎では、一般的に肥満気味の中齢の雌犬に起こり発熱や元気・食欲の低下、腹痛、浅速呼吸、嘔吐や下痢、脱水などが現れます。重症の場合には、呼吸困難やショック症状を示すことがあり、命に関わることもあります。慢性膵炎の場合、程度は軽いものの、急性膵炎とよく似た症状を断続的に起こします。膵炎が軽症の場合には、犬は「お辞儀」をするように身体の前半身を低くしますが、後半身を下ろすのは嫌がり
ます。そして、噂眠、嘔吐、下痢、発熟を誘発します。
犬種ではミニチュア・プードル、ミニチュア・シュナウザー、コッカー・スパニエル、ウェスティ(ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア)などに発症率が高いといわれています。
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